昨日5回にわたって開催してきましたアメリカンベースボールスクール横浜が最終日を迎えました。
インストラクションデイ(練習日)を挟んで3試合同じメンバーで戦ってきた最終戦。
最終戦の先発ピッチャーは、先週から本人には伝えておきました。
そうして迎えた最終戦当日。その日先発する彼は明らかにウォーミングアップから顔つきが違い、よく言えばとても集中していましたが、悪く言えば少しナーバスになりすぎているようにも見えました。
そして試合開始。
前回登板ではとてもいいピッチングをした彼でしたが、1イニング目からなかなか制球が定まらず、ランナーをためた状況からヒットを打たれ、序盤で点数を多く失ってしまいました。
そして2イニング目は結局3アウト取れず途中でピッチャーを交代する形となりました。
彼にとってこの経験は楽しいだけのものではなかったと思います。
ただ、敢えて先週から伝えていた先発のマウンドに向けて彼なりに準備をしてきました。まずそこを見ることができた点は彼に大きな拍手を送りたい気持ちです。
子供の頃の成功体験が、その子供の能力を最大限引き出すことに繋がることは間違いありません。
それと同時に、失敗から得た教訓も必ず彼の中に生き残っていくと信じています。ましてや、それが大人に強要された中での失敗ではなく、本人なりに準備をした上でのこのような結果。
失敗できるアメリカンベースボールスクールならではの光景だったのではないかなと思います。
自由を与えられるということは、ある意味とても残酷です。
うまくいかなくても、責任の所存は自分にあるからです。
トライしないのも自由、トライして失敗してもそれは自己責任。
ただ自己責任で行った行動が成功すれば、それは大きな自信に繋がります。
まだまだ小学生ですから、もちろん失敗もするし自由を履き違えた行動をしてしまうこともあります。
それを承知の上で自由を与えるのです。
そしてその子供たちの動き見て、僕たちは評価をします。
そこを評価して上げることが大切です。
ただ全ての指示を出して上げるのではなく、子どもたちの日常をきちんと評価して上げることが僕たち大人の役割なのではないかなと、このスクールを通して感じています。
少ないサンプル数の中ではありますが、今回のスクールを通して
子供達にとっても何かこれからずーっと先に生きる学びのあるスクールであったらそんなに嬉しいことはありません。
ここで紹介したエピソード以外にも、紹介したい話がたくさんあったスクールでした。印象に残った話はまた時間があれば紹介させて頂きますね。
とにかく、そんなスクールに関われたことにただただ喜びを感じます。
そしてなにより楽しそうに野球をする子供達を誰よりも近くで観れたことが本当に楽しく幸せな時間でした。
最後になりますが、今回お子様を参加させててくださった保護者の方々、また開催にあたりご協力いただいた全ての皆様に今一度お礼申し上げます。
どうもありがとうございました!!
それでわ。