横浜アメリカンベースボールスクール

一般社団法人オールネーションズが主催するアメリカンベースボールスクール。

第1回の昨年に続き、今年も2回目のスクールを横浜で開催します。

僕自身も昨年に続き、講師の一人として参加をさせていただく訳ですが、昨年参加をさせていただいて、子供たちが毎回毎回目の前で成長していく姿に、本当に大きな驚きと、可能性の無限さを感じました。

このスクールのコンセプトは”試合を通して野球を楽しむ”ということ。ウォーミングアップから子供達の主体性に任せてスクールは進んでいきます。僕たちの役割は、試合を通して子どもたちがやりたいことを聞き、それぞれの子どもたちがやりたいことのバランスを取ったり、試合で活躍するためにはどんなプレーが必要だったのか、というアドバイスを送ること。技術指導の時間はほとんどとりませんし(今年はスクール1回分の技術講習を予定しています。)、主体的に動くという習慣の多くない子供達に多くのことを任せるということで、うまくいかなかったり、一見グダグダと見えてしまうこともたくさんあります。

でもそこで僕たち大人がすぐに答えを出してあげることが全ての正解ではないことを、昨年のこのスクールから僕自身が学びました。回数を重ね、会話を重ねる度に、答えを教えてあげなくても子供達が勝手に上手くなってくるんです。驚くほどに。ウォーミングアップのキャッチボールも、最初は誰も何も言わずダラダラと進んでいたのが、最後にはどこからともなく”ワンバン送球!”などといった声が出て、勝手に上手くなるための練習を始め出しました。

ワンバンの送球練習したから野球が上手くなるわけではなくて、試合の中でうまくいったこと、いかなかったことを子供達なりに反省、分析して、じゃあどうしようか?と考えて行動に移したことが、子供を成長させるのだと思います。

僕たち大人が技術指導をしてあげることはもちろん必要です。試合の中で指示を出してあげることも必要かもしれません。ただそれが過度になりすぎると、子供達の無限の可能性を潰しかねないと、昨年このスクールを通して強く感じました。子供の野球チームを指導をする中で、勝つことによって子供達に多くのことを学ばせたいと思う指導者の方もいると思います。多くは保護者の方のボランティアで行われる土日の少年野球指導において、本当にエネルギーを費やして指導されている方を僕はたくさん知っています。しかしその気持ちが子供達から野球の楽しさを奪ったり、主体性の芽を潰してしまっていることが現実起きていることも事実です。

この年代はまず試合に出て、試合でヒットを打つ快感、バッターをアウトにする快感を感じることが第一だと考えています。逆に試合の中で失敗することもたくさんあると思いますが、その中から子供自身が何かを感じ取ればいいのです。もちろん簡単なことではありません。でもできないからといって、大人が我慢しきれずその可能性の芽を潰すことも許されません。このアメリカンベースボールスクールは、ある意味勝ち負けにとらわれません。子供達が試合でやりたいことをやればいいのです。そこから何かを感じ取ってくれればそれでいいのです。このスクールを通して、子供達の無限の可能性を少しでも発掘するきっかけになれば嬉しいですね。

兎にも角にも、参加枠も残りわずかとなってきました。

ご興味ある方、また不明点などある方是非お気軽にご連絡ください。

また周りに少年野球と関わっている方などにもお伝えいただければ幸いです。

詳細は以下画像より。

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それでは。

 

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